不動産会社の利用拡大狙う
貸し付け型のクラウドファンディング事業を手がけるファンズ(東京都渋谷区)の子会社、ファンズ不動産(同)は、住宅専門の売却価格一括査定サービスサイト「ウルハウス」で不動産会社の利用拡大を狙う。
ウルハウスの本格稼働は2月から。1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)にある戸建てや区分マンションなどの個人用住宅を対象に、複数の不動産会社が売却査定を行う。売却希望者がサイト上で物件情報などを入力すると、最大6社から無料で査定を受けることが可能。不動産会社は、見込み客の集客ツールとして活用できる。
最大の特徴は、査定を申し込んだ顧客に対し、ウルハウスのスタッフが直接、電話で最初のヒアリングをする点だ。ヒアリングでは、売却を検討している経緯、間取りや面積などの物件概要、所有名義人との関係、売却希望の時期、ローン残高の有無などを聞く。不動産会社に送客をする際、ヒアリング情報も一緒に伝えている。