売買、工事受注目指す知識獲得
三好不動産(福岡市)が、同業の賃貸管理会社に向けて行う「FP知識スキルアップ研修」が好調だ。研修の実施で目指すのは、FP知識を通して個人事業主への理解を深め、売買、工事、新築などのオーナー提案を円滑にすることだ。2022年7月に外販を開始し、これまで29社で実施した。
研修は初級編と中級編から構成される。初級編では確定申告をテーマとして、税金や相続などオーナー提案に役立つFP6科目の知識を学ぶ。1回90分、全5回の対面講義を、1日もしくは2日で行う。価格は37万5000円だ。中級編は賃貸住宅修繕共済や節税など6講座が用意され、1講座から受講できる。web受講が1講座6万円、対面講義が9万円だ。
同社では2021年、オーナー担当となる管理部スタッフの離職率を下げることを目的に、社内向けにこの研修を始めた。不動産の売却時にかかる税金や社会保険料など、実務に即した研修を行うことにより、オーナー対応に必要なポイントを理解することを目指した。その後、研修の存在を知った同業からの依頼を受け、外販を始めた。
講師を務めるのは、財務コンサルティング部シニアマネージャーの高橋大貴氏だ。「個人事業主であり、経営者であるオーナーと、給与所得者である管理会社の社員では、経費に対する意識や知識だけでも大きく差がある。一定の基礎知識を身につければ、誰もがオーナーの不動産経営に関する相談を受けやすくなる。多くの社員が受講することで、様々な案件を引き込む体制をつくることができる」(高橋氏)
三好不動産
福岡市
高橋 大貴氏
(2024年10月14日1面に掲載予定)




