アプリ・郵送の振り分け容易に
現場作業の外注・管理サービス「COSOJI(コソージ)」を運営するCOSOJI(東京都千代田区)と、オーナーアプリ「オーナーズクラウド」を提供するL&F(千葉市)が、サービスの機能連携を10月1日から開始した。
COSOJIを使って現場作業の外注・報告書作成を行い、報告書データをオーナーズクラウドに取り込むことで、現場作業の人手確保からオーナーへの報告までの作業を効率化する。
COSOJIは、清掃や消防点検などの物件の現場作業の発注や情報管理が行えるサービスだ。「COSOJI BM」で現場作業を地域の工務店や作業員に外注し、「COSOJI Hub(ハブ)」で物件情報や作業予定、報告書を一元管理する。10月9日時点で、全国約2万件の物件の業務を受託している。
オーナーズクラウドは、管理会社のオーナーへの連絡・報告をウェブ上で行えるオーナーアプリだ。各種報告書の配信機能、チャット機能、見積書や工事報告の承認リクエスト機能などを搭載。利用料は、初期登録料5万5000円、月額利用料2万7500円(いずれも税込み)だ。
連携には、オーナーズクラウドが発行する「アプリコード」を使う。COSOJI上で物件ごとにアプリコードを付番しておき、現場作業の報告書データを一括でダウンロード。データをオーナーズクラウドにアップロードすると、自動で報告書をオーナー別に振り分け、配信することができる。両サービス共に現在実装されている機能を使った連携であるため、システム改修は必要ない。
紙の報告書に対応 コードで簡単分別
管理会社がオーナーアプリを導入しても、すべてのオーナーが使うということはなかなかない。その結果、報告書の送付はアプリ経由と郵送に分かれることになる。この振り分けのために、COSOJIに登録する物件名に区別のための記号を付けるなどの対応を行う管理会社が多い。オーナーアプリで報告書を送る場合はオーナーアプリ側にもこの記号を付ける必要があり、作業に手間がかかっていた。
今回のアプリコードを使った機能連携により、COSOJIとオーナーズクラウド間ではこうした作業は必要なくなった。文字の半角・全角、スペースの有無といった細かい登録物件名の違いでエラーが発生することもない。
導入企業の事例 セミナーで紹介
賃貸住宅の建築・管理を行うアセットプランニング(北海道札幌市)は、先行して両サービスの機能連携を利用。これまでは送付作業が営業時間中に終わらず休日出勤をしていたが、アプリコードを使った連携で作業時間が減り、通常の営業時間内に作業が終わるようになったという。
COSOJIとL&Fは今後、互いのサービス紹介を行っていく方針だ。11月には、アセットプランニング、明和不動産(熊本市)も含めた4社で管理業務の効率化に関するオンラインセミナーを行う。
COSOJI
東京都千代田区
宮川沙織執行役員(43)
L&F
千葉市
森久純社長(56)
(2024年10月28日9面に掲載)




