新社長下で組織の盤石化へ
1万戸超を管理する生活プロデュース(北海道旭川市)は、これまでの受託戸数拡大路線から管理の質向上へと重心をシフトさせ、人口減少が進む商圏の中で組織の盤石化を目指す。
旭川市を商圏に1万1000戸を管理し、直近の1年間は386戸純増した。管理、仲介、売買の三つの柱で事業を展開し、グループの従業員数は85人になる。堀籠康弘社長は「管理事業においては、マンパワーで対応できる戸数の上限に到達したと考えている。現在は積極的な受託営業を実施せず、条件によっては受託を断るケースもある。まずはこの先5年間、既存顧客の満足度向上に目を向けていくことと、人材育成に注力し組織力を高めていく」と話す。