エリッツホールディングス(京都市)は2024年9月期の決算を発表。連結売上高は前期比4.9%増の58億3561万円、営業利益は同4.4%減の9億6830万円の増収減益となった。
不動産仲介事業は賃貸住宅の仲介手数料と業務委託料収入の伸長により売上高が増加。一方で、人件費や広告宣伝費の増加が利益に影響したとしている。
不動産管理事業は管理物件戸数の増加で収益が安定的に伸長。セグメント利益は前期比11.5%増の3億1830万円となった。居住者サポート事業も増収増益を記録したが、電力や通信関連の取次業務収入がけん引役となった。
25年9月期は前期比6.8%増の売上高62億3000万円、営業利益は同10.1%増の10億6600万円を見込む。奈良県や大阪府での店舗拡大やシェアサイクル事業の成長を見込み、環境配慮型の取り組みを強化する方針だ。
(2024年12月9日2面に掲載)