ジェイエーアメニティーハウス、原復の仕上げに対応【管理会社が進める工事内製化】

ジェイエーアメニティーハウス

管理・仲介業|2025年02月11日

事業所内に開設した研修ルームで、実際にフィルムを使って研修を行う

1年弱で17件実施、粗利率向上

 約2万2000戸を管理するジェイエーアメニティーハウス(神奈川県平塚市)は、原状回復工事の仕上げや入居中の小規模な修繕工事(以下、小修繕)の内製化に取り組む。最大の目的は職人不足への備えだが、外注費圧縮による利益確保や安価な工事の提供で差別化も狙う。費用圧縮による効果が出ており、工事の粗利率が向上している。

 管理物件では、年3300件以上の原状回復工事と、年9000件ほどの入居中の小修繕が発生している。2003年に工事に関わる専門部署を設立。水回りのコーキングや水栓パーツの交換、内装仕上げ工事の内製化に取り組み始めた。専門部署の「賃貸工務部」には、施工担当者や小修繕に関する問い合わせへの対応担当者など約100人が所属する。社員の施工技術取得のため、22年には事業所内に研修ルームも開設した。

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