Unito 近藤 佑太朗 社長 「家賃は月額」の固定観念を壊す

【企業研究vol.321】Unito(ユニット)

インタビュー|2026年03月13日

Unito 東京都目黒区 近藤 佑太朗 社長

 Unito(ユニット:東京都目黒区)は、家賃=月額制という固定観念を壊しにいく。家具・家電付き賃貸住宅に宿泊機能をかけ合わせた「フレキシブルリビング」を展開し、急成長を遂げている。入居者不在の期間は、宿泊拠点として第三者に部屋を貸し出すことで、物件の事業性を向上させる。

賃料「住んだ分だけ」家具・家電付き

――事業概要について教えてください。

 フレキシブルリビングの企画・運営と、同物件が掲載されている部屋探しプラットフォーム「unito」の運営をしています。フレキシブルリビングとは、家具・家電付き賃貸住宅を指します。当社はここに、リレントという変動制家賃システムを導入。それにより、住んだ分だけ家賃を払う賃貸住宅兼宿泊施設を発案し、特許を取得しました。リレントとは、賃貸住宅の入居者が、家に帰らない日の自宅を、「unito」を通じて第三者に提供するという仕組みです。入居者は、固定の月額賃料ではなく、住んだ日数分を家賃として支払うことで、安く賃貸住宅を借りられるメリットがあります。

――リレントを利用したい入居者とは、どんな属性なのでしょうか。

 ほとんどが日本人になります。このうち、国内出張を行う人が50%、海外からの一時帰国時の利用者が25%ほどです。2025年よりサービスを開始した法人契約プランも、社内研修などのニーズを獲得し25%ほどになりました。宿泊利用者のニーズとしては、インバウンド(訪日外国人)が中心です。

空室から導入開始 130棟1235室運営

――運営棟数は1200室を超えました。

 17年の設立後、既存物件の空室からサービス展開を始めました。東京都を中心に、130棟1235室を運営します。今後はデベロッパーと組んで、新築時にリレントを導入する案件を強化していきます。2月末時点で、同開発案件のパイプラインが35棟ほどあります。売り上げも好調に推移し、25年度は前年度比倍で伸長しました。売り上げの構成比は、リレントシステム導入物件の運営代行を行う「OS事業」が8割。「物件開発」と「プロダクトの受託開発」でそれぞれ1割ほどです。物件開発とは、設計以外の開発準備を担います。家具・家電の選定から搬入、許認可の取得などです。またプロダクトの受託では、施主となる企業の集客用ランディングページやホームページ作成まで請け負っています。

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