勉強会で発注業務の精度向上
約4万3000戸を管理するTAKUTO(タクト:大阪市)は、賃貸管理事業売り上げの約25%を占める工事事業において、社員の対応範囲を広げる勉強会を実施。加えて、職人の採用と育成の計画を進め、建築業界の職人不足に備える狙いだ。24年は工事案件の受注をきっかけとした632戸の管理を受託した。「オーナーの困り事を工事事業を通して解決できると、信頼関係の構築につながる」(太田卓利社長)
同社の建物管理に関わる工事の件数は、プロパティーマネジメント事業全体の半分を占める。リノベとセットでマスターリースする工事の提案に力を入れているほか、大規模修繕は元請けで受注し分離発注を行う。現場を管理する社員には、工事手順を把握するスキルが求められてくる。