学生情報センター、駆け付け・鍵交換の負担軽減

学生情報センター

商品|2025年02月11日

証番号入力用ディスプレーの下の丸いつまみを回して施解錠する

ネット不要の電子錠導入

開錠の依頼多数 対応速度向上狙う

 約5万5000戸の学生マンションを管理する学生情報センター(京都市)が、管理物件への電子錠の導入を開始した。入居者が鍵を紛失した際の対応スピードの向上と駆け付けの負担軽減、入居時における鍵交換作業の削減が目的だ。

 同社が入居者から受ける問い合わせのうち約半分は、鍵の紛失や置き忘れなどにより部屋に入れないというものだという。

 「24時間365日社員や駆け付けサービスのスタッフが鍵を開けに行く体制をつくっているが、入居者からの問い合わせを受けてから駆け付けまでの間は待たせることになる。また鍵を開けに行くスタッフの負担も問題だった」(BM事業本部ビルマネジメント支援室・深澤好文室長)

 この問題を解決するため、ICカードと暗証番号で解錠を行うことができる電子錠の導入を始めた。採用したのは、セキュリティー機器の製造・販売を行うKeiden(ケイデン:東京都文京区)の電池式電子錠「PasCa(パスカ)」だ。入居者は普段ICカードで施解錠を行い、ICカードを紛失したなどの非常時には学生情報センターが一定期間だけ使用できるワンタイムパスワードを発行。これにより入居者はすぐに居室に入ることができる。スタッフによる鍵を開けるための現地への駆け付けと、マスターキーの持ち出しの必要がなくなる。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『学生情報センター、営業推進 大学との関係強化【新社長インタビュー】』

検索

アクセスランキング

  1. 不動産適正取引推進機構、宅建士試験24万5000人が受験

    一般財団法人不動産適正取引推進機構

  2. 大阪民泊、万博後も需要堅調

    matsuri technologies(マツリテクノロジーズ),REAH Technolo gies(リアテクノロジーズ),DRILL(ドリル)

  3. L&F、空き家の抑制、適正管理を啓発

    L&F,山梨中央銀行

  4. 小菅不動産、管理物件を築年数でリスト化【管理会社の大規模修繕提案】

    小菅不動産

  5. 泉佐野市、空き店舗利活用 4年で17軒【リノベ商店街】

    大阪府泉佐野市,一般社団法人バリュー・リノベーションズ・さの

電子版のコンテンツ

全国賃貸住宅住新聞からのお知らせ

お知らせ一覧

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ