公営住宅44戸で賃料7000円増
賃貸住宅のリノベーション事業を展開するグッドルーム(東京都渋谷区)は、東京都や大阪府など全国5カ所で公営住宅の再生に取り組む。その中でも福岡県北九州市の物件は、リノベを施す前に入居者を募集しリノベする取り組みを実施。家賃を7000円向上することに成功した。
北九州市で再生を行ったのは、北九州市住宅供給公社(北九州市)が所有する物件2棟のうち計44戸だ。築28~30年、RC造の全59~100戸の物件で共に再生前の入居率は約60%。間取りは3LDKで、専有面積は60~71㎡だ。
同事業は2020年から実施。グッドルームが北九州市住宅供給公社から業務委託を受け、子育て世帯をターゲットにしたリノベを順次行う。リノベの企画と施工、入居者募集を同社が請け負い、北九州市住宅供給公社がリノベ費用を負担する。予算は1戸あたり約500万円で6年以内に工事費用を回収できるプランであることが条件だ。