創業70年になる港不動産(大阪市)は、商圏である大阪市西成区の活性化に取り組む。そのために金森匡邦社長が狙うのは外国人の誘致だ。区内の空き家を外国人が入居・宿泊する施設に改修。西成区を「国際都市」にしていきたいとする。
外国人誘致、国際都市化目指す
空き家の活用推進 人口流入を促進
港不動産は、大阪市西成区に外国人を呼び込むことで、深刻化する人口減少に歯止めをかけることを目指す。
同社は1954年に西成区で創業。地元密着で管理、賃貸仲介、売買仲介を行っている。管理戸数は25年1月末時点で1200戸となった。
2025年2月に大阪市が発表したデータでは、西成区の空き家率は25.9%と市内でもワーストとなっている。
地域の課題解決の一環として19年から開始したのが、区内の空き家の活用だ。