セミナーに家主ら68人
空き家の所有者と利活用希望者のマッチングプラットフォームを運営する空き家活用(東京都港区)は、ブロードエンタープライズ(大阪市)と東急不動産ホールディングス(以下、東急不動産HD:東京都渋谷区)の3社合同で「空き家で民泊セミナー」を開催した。会場には不動産オーナーらが8人参加。オンライン参加を含めると、68人が集まった。
セミナーのテーマは、空き家の利活用方法としての民泊運用だ。前半は、空き家活用の和田貴充社長が登壇した。2023年に施行された改正空家対策特措法に触れ、空き家が注目されている背景から空き家数や流通の現状、利活用方法の種類までを解説。
それを踏まえ、民泊としての利活用を推進する理由について、「空き家所有者のタイミングで貸し出したり、自分で使ったりできる点がメリット。加えて、物件価値ではなく民泊事業としての売却も可能。すでにマーケットも存在しているため、参入障壁は低い」と和田社長は語った。
次に、民泊事業を始める際に活用できる2社のサービスを紹介した。
集合住宅向けインターネットを提供するブロードエンタープライズが、空き家活用と業務提携して提供する民泊事業の初期費用ゼロ円サービス「ショキゼロ民泊」を説明。民泊開始時に実施するリノベーション費用などをブロードエンタープライズが立て替え、毎月の分割払いで費用回収を行うファイナンススキームを解説した。
東急不動産HDは、民泊物件所有者と運営希望者をマッチングするプラットフォーム「AnyLivingS(エニーリビングス)」を紹介。
二つのサービスの共通点は、個人だけでなく事業者の利用も想定していること。特に地方都市にある物件の流通を促すことで、地域経済の活性化を図っていく重要性を訴えた。
会場参加者のうち、空き家の購入検討者からは購入エリアの見当の付け方、空き家所有者からは運営事業者の選定方法などの質問があり、活発に意見交換が行われた。
同セミナーは、24年12月13日に開催された。
(2025年2月17日6面に掲載)




