既存物件のリノベーションやコンバージョンを専門に手がける建築事務所がある。年8件程度のリノベを設計・施工するMADARA(マダラ:神奈川県横浜市)だ。築古物件の良さを生かしつつ、独自性のあるデザインで受注につなげる。
古さと新しさを融合
リノベ専門で独立 設立7年、実績58件
MADARAは創業7期目の建築設計事務所で、リノベやコンバージョンに特化しているのが特徴だ。
「古いものと新しいものを掛け合わせることで新しい価値を生み出し、新築にはできない唯一無二の物件を生み出すことができる点にリノベの良さがある」。同社の高瀬友基社長はこう話す。
年間の設計件数は8件程度。これまでに累計58件の物件の改修を手がけた。建築業免許を持ち、建築工事の元請けもしている。
取り扱う物件は多岐にわたる。不動産会社による買い取り再販物件から賃貸住宅、個人の実需向け住宅、オフィス・店舗までさまざまだ。