近隣トラブル解決支援サービス「Mamorocca(マモロッカ)」のヴァンガードスミス(東京都港区)が、身辺警護の追加提供を開始した。警護対象者の身体の安全を守るもので、一般的にボディーガードと呼ばれる領域を担う。対象となるのは、同サービスの契約者や、管理物件の全戸にMamoroccaを一括導入する管理会社のスタッフだ。身の危険を感じる現場においては、追加費用なく、訓練を受けた警護員が同行する。
身辺警護サービスを追加提供 「マモロッカ」基本メニューに
要人警護の認可 24年10月に取得
ヴァンガードスミスは、警備業法における「4号警備」に分類される業務で、要人警護(SP)などと同じ事業認可を2024年10月に取得した。25年2月以降、Mamoroccaのサービスとして正式に組み入れられ、すでに複数の現場で警護員が稼働する。
4号警備では警棒、防具や資機材の携行が認められるため、より厳重なセキュリティー体制を提供できる。警護員は、研修期間のうちに身辺警護に関する法令を学び、実戦的な訓練を積んで出動に備える。トレーニングの一環として警護員全員が柔道に取り組み、資機材の使い方やドア越しでの制圧など、実戦を想定したシミュレーションに取り組むほか、定期的にトレーニングジムに通い、自らと警護対象者の安全を守るための肉体づくりに励む。
同サービスは、賃貸マンションの入居者とのトラブル回避にも役立てられている。事例として、賃貸マンションなどで入居者が問題行動を起こした際、管理会社の担当者を護衛し、無事に交渉の締結を見届けた。