検NET、中古住宅仲介時の建物診断 月間500件超

【売買仲介ジャーナルvol.25】検NET

管理・仲介業|2025年07月08日

 中古住宅の建物検査を手掛けているのが検NET(東京都立川市)だ。約150名の検査体制を構築し、年間約2万件の実績を誇る。売買仲介会社向けの中古住宅の検査だけでも月間500件以上。検査事業だけで年商は5億円を超える。

買取再販物件の販売前の品質チェックも

「住人目線」で検査

 東京都立川市に、2015年に設立した検NET。不動産の売買仲介会社を主要顧客とし、中古住宅と一部新築の建物検査を手掛ける。全国の主要都市を商圏とし、年商は約5億円。社員は37名で、外部パートナーを含めた検査員の数は約150名。検査件数は年間約2万件、累計で9万件を超える。

 住宅関連のさまざまな調査を提供する同社だが、主に次の2つを事業の柱とする。1つが、中古戸建てを対象とする「建物状況調査(インスペクション)」。「主な対象は、建物の基礎と雨漏り。床下にもぐってシロアリや漏水などもチェックします」(松田隆模社長)

 検査にかかる時間は、検査員1人で3時間から3時間半。検査費用は、国交省が目安として設けている金額(約6万円)よりやや割安に設定しているという。50社以上の大手仲介業者の依頼を請け負い、月に500から700件の調査を行う。

 もう1つが「引き渡し前インスペクション」。新築住宅やリノベーション工事後の中古住宅を顧客に引き渡す前に、問題がないか、不動産会社の代わりにチェックするサービスだ。同社がいま最も注力する分野。買取再販、リフォーム会社の大手中心に50社以上とコンスタントな付き合いがある。

 「先に述べた建物状況調査は、主に構造と直接雨にあたる部分に支障がないかを見る、いわば対象が絞られた検査。一方、引き渡し前検査は、工事の完成度をエンドユーザーの目線、つまり素人の視点に立って、1つひとつ厳しく検査していきます」(松田社長)

 例えばマンションならば、建物検査・給排水管路検査・建具開閉検査・設備稼働検査・電気設備検査の5つを実施し、点検項目は約300。戸建てでは470項目にのぼるという。

 所要時間は、例えばマンション専有部の場合、検査員1人で5時間から6時間。翌日か翌々日までに、物件の状態をABCの3段階で評価し、是正箇所をまとめた報告書を提出する。またそれとは別に、3カ月に一度「検査実施報告書」を発行する。同期間において物件に発生した不具合を記したレポートで、クライアントが自社の施工や管理体制を見直すのに役立つ。「おかげさまで顧客からは、アフターサービスの出動回数が減り、社内の負担が軽減したというお声をいただきます。また、地方にエリアを広げたい顧客からは、例えば遠方で管理状況が不明な物件も、我々が代わりに検査することで、安心して取り扱えるようになったと喜ばれていますね」(松田社長)

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『南勝、中小不動産会社の「売り」獲得を支援』

検索

アクセスランキング

  1. 見守り、契約前年比9倍も

    中部電力ミライズコネクト,ヤマト運輸,ホームネット

  2. 千代田建設、デザイナーズ物件を企画

    千代田建設

  3. スルガ、解決金121億円支払いへ

    スルガ銀行

  4. 令和8年度税制改正大綱 賃貸不動産、相続税強化へ

  5. リンナイ、安全機能を整えた黒一点コンロ

    リンナイ

電子版のコンテンツ

全国賃貸住宅新聞からのお知らせ

お知らせ一覧

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ