RC造賃貸マンションの建築と、賃貸管理事業を展開するハートフルマンション(岐阜県可児市)は、創業35年目を迎えた2025年、累積完工戸数が6月末の時点で、6032戸となった。岐阜県、富山県、滋賀県、愛知県を地盤とし、25年6月期は、15棟174戸を完工した。規格化された設計プランで建築コストを抑制し、安定した完工数を維持する事業戦略について、安江孝文社長に聞いた。
岐阜発、富山、滋賀、愛知に拡大
累積完工数6032戸 規格そろえコスト抑制
ハートフルマンションの24年6月期の売り上げは58億円だった。21年以降、管理の売り上げが工事を上回っている。管理事業は、2000年代前半から20年間サブリースが主体で、管理戸数4748戸の7割を占めている。工事事業は、ここ数年20億~25億円、年間15~20棟の完工ペースを維持する。
サブリースを受託するのは、自社で施工した建物だけだ。建物は3階建て12~15戸をメインとする。1戸あたり40㎡の1LDKタイプ、もしくは50~60㎡の2LDKタイプの居室を、1フロアに4~5戸配置するプランを基本設計としている。
この規格化した基本設計を軸に受注し、設計コストを抑え、設備、資材を一括購入し、工事部で効率化された施工ノウハウを蓄積した。そのため、施主からの個別要望には基本的には応じない。5年周期でモデルチェンジを行い、時流に合わせたマンションを提供しながら極端な値上げをせず、適正価格を維持している。




