廃校を地域再生の拠点として活用する事業者が増えている。収益を生み出しつつ、観光客の誘致や、地域住民が必要とする施設の新設など地域貢献につなげているようだ。
官民連携でイベント、1000人参加
ギャップ売り、夜型施設に
大和ハウスグループで不動産の開発・販売・仲介・賃貸事業や宿泊施設の運営を手がけるコスモスイニシア(東京都港区)は、千葉県木更津市で廃校を再生した宿泊施設を運営する。
同校で市と共同で開催したイベントには1000人超が参加したという。同社は閉校した旧木更津市立富岡小学校を借り上げ、2022年にアウトドアリゾート「ETOWA KISARAZU」としてオープンした。
校庭には客室としてログハウスを新築。全21棟15区画42床を提供する。
R&D部門R&D戦略部新規事業企画一課の田片有利課長は「再生にあたっては、その場所に集うことで懐かしい会話や、新しい発見が生まれるきっかけをつくることにこだわった。小学校なのにこんなことができるというギャップを売りにすることにした」と話す。
そこで、夜の小学校を楽しんでもらう朝までお酒を楽しめる夜型の施設とし、チェックインは午後6時からとあえて遅めの時間帯に設定。飲食物を販売するマーケットスペースは元保健室を利用。100種類以上のアルコールを提供している。元校長室はカードゲームができるプレールームとして再生。元職員室はカフェラウンジにすることで、子ども時代になかなか滞在できなかった空間を長く楽しめる体験を提供する。





