京都パナホーム、建築強みに受託 管理3800戸

京都パナホーム,パナソニックホームズ

管理・仲介業|2025年09月23日

保守費用抑える物件が特徴

 パナソニックホームズ(大阪府豊中市)のグループ会社で建築・管理を行う京都パナホーム(京都市)は、メンテナンス費用が抑制できる物件を建築し、管理受託につなげている。管理戸数は3843戸を受託しており、年間で平均90戸程度伸ばしている。

 同社の商圏は京都市内がメインで、従業員は22人。オーナーに土地活用として収益不動産の建築を提案し、年20棟ほど竣工している。提案するのは、1棟あたり4〜8戸を有する中小規模の軽量鉄骨造のアパート。専有部は40〜50㎡の1LDKか2LDKがボリュームゾーンだ。家賃は新築時に40㎡ 前後の1LDKで、約10万円で設定する。入居者は共働きのカップルや、法人契約による社会人が多い。入居率は95%ほど。

 法人部の久保勝哉次長は「当社建築の物件は、竣工から20年たっても外壁のふき替えが不要な点がオーナーから評価を受けている」と話す。

 外壁には、光触媒タイル外壁「キラテックタイル」を使用している。この素材は外壁に付着した汚れが太陽光で自然と浮き出し、雨が降ることで流れ落ちるのが特徴だ。洗浄など外壁の維持管理にかかる手間や費用が抑制できることで受注につながっているという。

 建築後の管理受託率は7〜8割ほど。建築物件の新規オーナーと既存オーナーの比率は半数ずつだ。同社は建築提案を強化し、2030年ごろまでに5000戸の受託を目指す。

(2025年9月22日3面に掲載)

おすすめ記事▶『パナソニック ホームズ不動産、管理6万8000戸 5年で1万戸増【新春インタビュー】』

検索

アクセスランキング

  1. 大和ハウス工業、物件大型化 面開発に注力

    大和ハウス工業

  2. 不動産適正取引推進機構、宅建士試験24万5000人が受験

    一般財団法人不動産適正取引推進機構

  3. 大阪民泊、万博後も需要堅調

    matsuri technologies(マツリテクノロジーズ),REAH Technolo gies(リアテクノロジーズ),DRILL(ドリル)

  4. 西田コーポレーション、訪問介護事業を開始

    西田コーポレーション

  5. 東急不動産、多頭飼育可能賃貸を竣工

    東急不動産

電子版のコンテンツ

全国賃貸住宅住新聞からのお知らせ

お知らせ一覧

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ