反響対応を迅速化
141位にランクインした芙蓉建設(山梨県富士吉田市)は1323件と前回から343件伸ばした。今後も賃貸仲介事業の「拡大」路線を取る。
同社の商圏は山梨県富士吉田市、甲府市、静岡県御殿場市だ。賃貸事業部には42人が所属しており、そのうち賃貸仲介の営業スタッフは23人。
2024年に御殿場市に新店舗をオープンした結果が、今回の仲介件数の増加に反映されているという。
市況の影響もある。富士吉田市と甲府市ではここ10年、世帯数が増加傾向となっている。一方で、建築費用の高騰から新築は減少。そのため、需要に対して供給が少なく、商圏全体での空室率が下がっている。同社の入居率も高く、97~98%で推移。特に富士五湖エリアは99%超だという。自社管理物件だけでは紹介しきれなくなったことで、他社物件や一般物件の仲介も増え、仲介件数が増加した。
「ただし、物価高から退去自体も減っている。紹介できる物件が減っているので、今後も賃貸仲介を伸ばすには努力が必要」と賃貸事業部の小林秀紀部長は話す。
拡大路線を取るにあたり、同社が力を入れるのが管理受託の強化だ。商圏から紹介できる物件が減り続ける中、管理戸数を増やすことで賃貸仲介できる物件数も増やしていく。
同社の商圏では特に、自主管理オーナーの高齢化に伴う管理委託の需要が増加している。そこで、修繕や建て壊しからの新築、その後の管理・仲介など、賃貸住宅経営で必要なサービスをワンストップで提供可能な建築会社でもある同社が支持されているという。
そのほかにも、物件の掲載スピードの強化や内見準備の徹底、スタッフ間での顧客情報の共有や、反響対応の迅速化にも取り組む。
仲介件数の目標は前年比10%増だ。
(2026年1月5日8面に掲載)





