社長自ら研修実施
80位にランクインした吉住ホーム(東京都中野区)は、前回より仲介件数を100件伸ばし、年間の仲介件数を2500件とした。同社は賃貸仲介事業について「現状維持」を掲げる。接客やサービスの質向上に重点を置く方針だ。
同社は中野区・新宿区・杉並区を中心に3店舗を展開。いずれも路面店で、飛び込み来店を獲得することにこだわる。
商圏では新型コロナウイルス禍以降、長期入居志向や良質な住まいのニーズが高まっている。入居者の入居期間が長くなっていることから物件の回転率は低下。賃料の高騰もあり、契約更新のタイミングで転居を検討する層が、気軽に引っ越しができない環境になっているという。
接客面では、部屋探しの条件が厳しい顧客や、相場よりも低い家賃を希望する顧客に対し、どのように提案すれば納得してもらえるかが課題だという。こうした課題の解決に向け、吉田昌平社長自ら新人や社歴の浅いスタッフを対象とした研修を、年2回程度実施する。研修を通じて顧客対応の基準を共有し、全スタッフの意識統一を図る狙いだ。こうした取り組みが接客品質の向上につながり、結果として仲介件数の増加にも寄与しているとみている。
吉田社長は社長就任以来、ブランド力の強化に力を入れてきた。コーポレートカラーである緑を基調に、管理物件に掲示する看板や店舗・社用車のデザインを統一。商圏内での認知度を高めてきた。吉田社長は「看板の設置や社用車のデザインなど、アナログな手法で地域にブランドを浸透させてきた」と話す。ブランディングの強化により社名の認知度が広がり、同社を選ぶ顧客が増えてきたという。さらに、管理会社としてオーナーからの評価も向上し、管理受託や専任依頼が増加。結果として、商圏内で管理・仲介のシェア拡大につながっている。
吉住ホーム
東京都中野区
吉田昌平社長
(2026年1月5日10面に掲載)




