登録制度の「200戸ルール」を読み解く【賃貸不動産経営管理士試験対策】

【連載】2026年試験対策 賃貸不動産経営管理士

管理・仲介業|2026年04月16日

 2025年度試験の問8は、賃貸住宅管理業法の登録制度に関する問題でした。正答率は65.3%で、比較的正解が多い問題でしたが、制度の仕組みを正確に理解していないと迷いやすい内容でもあります。

 本問の出題意図は、「200戸未満なら関係ない」という表面的な理解ではなく、登録制度の構造を理解しているかを確認する点にあります。

Q.管理戸数200戸未満の管理会社は登録しなくてもよい?

A.登録は義務ではないが、登録すれば法規制を受けます

200戸以上は義務 登録で信頼性向上

 賃貸住宅管理業法では、管理戸数が200戸以上の事業者は国土交通大臣の登録を受けなければ賃貸住宅管理業を営むことができないとされています(賃貸住宅管理業法3条)。いわゆる「200戸ルール」です。

 この基準は、管理会社の規模と社会的影響を考慮して設けられています。管理戸数が増えるほど入居者トラブルや家賃管理などの影響が大きくなるため、一定規模以上の事業者には重要事項説明(重説)や財産分別管理などのルールが法的に義務付けられ、行政の監督下に置かれています。

 一方で、小規模な地域の管理会社まで一律に登録義務を課すと、事業負担が過度に大きくなる可能性があります。そのため、規模に応じて規制を設計する観点から、200戸以上を登録義務のラインとする制度が採用されています。

 具体的には、管理受託契約締結前の重説、契約書面の交付、家賃などの財産分別管理の義務が課されます。つまり、登録制度は、管理業務の適正化を担保するための制度なのです。

 国土交通省も、200戸未満の管理会社に対して登録を推奨しています。登録業者であることは、オーナーからの信頼性の指標になり、管理受託営業の場面でも一定の意味を持つからです。

申請中は営業不可 早めの対応が必須

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『当事者の死亡で契約はどうなるか【賃貸不動産経営管理士試験対策】』

検索

アクセスランキング

  1. 賃料上昇継続、各地で物件不足に【2026繁忙期総括】

    タウンハウジング,ビッグ,ハウジングエステート,信濃土地,アップスタイル,アーバン企画開発,オカムラメイト,渡辺住研,洞口,富士ホームサービス,ライブデザイン,後楽不動産,トーマスリビング,マルユウハウジー,

  2. COSOJI、AI受託開発事業が好調

    COSOJI

  3. 成約件数「増加」が4割超【2026繁忙期総括】

  4. オープンハウスグループ、アパート事業に本格参入

    オープンハウスグループ

  5. エイムプレイス、サービス名「いざ貸す」に

    エイムプレイス

電子版のコンテンツ

全国賃貸住宅新聞からのお知らせ

お知らせ一覧

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ