ビジュアル素材で仲介促進
空間データ活用プラットフォーム「スペースリー」を提供するスペースリーは、不動産事業者向け機能として、新たに「パノラマAI家具消し」のβ(ベータ)版提供を開始した。これまで通常の静止画像に限定されていたAIによる家具消し機能を、同社の強みである360度パノラマ画像へ拡張した。
スペースリーは、オンライン内見を可能にするVRコンテンツをはじめ、物件の室内・外観の撮影、画像・動画の編集管理、SNS用ショート動画や販売図面の作成まで、物件のビジュアルデータに関わる業務を一元的に扱えるプラットフォーム。今回の機能追加により、その基盤上に蓄積された画像データすべてに対して、家具の削除が可能になった。
パノラマAI家具消しは、360度パノラマ画像上で家具や不要物を自動認識し、空間全体から自然に除去できる機能だ。これにより、ユーザーは純粋な間取りや広さを把握しやすくなり、物件理解の精度向上につながる。
さらに、静止画像向けではすでに実装されている「AI家具配置」についても、パノラマ対応のβ版提供を予定している。今後は、家具消しからバーチャルホームステージングまでも円滑に実現できるようになる見込みだ。
これらの機能開発の背景には、物件コンテンツの重要性の高まりがある。森田博和社長は「ポータルサイトやSNS、自社サイトなど発信チャネルが増える中、不動産会社には多様なビジュアル素材が求められている」と話す。
特にパノラマコンテンツは、オンライン内見や接客の場面で活用されることが多く、家具配置によって生活イメージを具体的に伝えられるためニーズが高い。スペースリーでは各種機能を通じて、集客、内見、成約に至るまでのプロセスをビジュアル面から支援する。
スペースリーは賃貸仲介のほか売買仲介やリフォーム提案の際に利用されている。
スペースリー
森田博和社長
(2026年5月4日7面に掲載)





