大阪市の職員として2010年から26年3月までの16年間、大正区、港区、生野区の区長を歴任した筋原章博さんが、公民連携によるエリアリノべーションの実体験を、行政側の視点で振り返る。
大阪市職員として取り組んだエリアリノベ
私は2010年から16年間、大阪市大正区、港区、生野区で区長を務めました。大阪市の公募区長は、選挙で選ばれるわけではありませんが、基礎行政を統括し、地方都市の首長にほぼ近い立場です。区政改革、教育改革と並んで、私が力を入れてきたのが、空き家リノベーション、そして、公共空間と連動させてまちの価値を上げていくエリアリノベです。
大正区長時代に取り組んだ「ヨリドコ大正メイキン」では、当時築60年以上の長屋(文化住宅)を改修し、1階をクリエーターの工房に、2階をシェアハウスにしました。また、JR大阪環状線大正駅の前を流れる尻無川の河川敷に、特区指定を受けて、飲食、物販などができる商業施設「TUGBOAT TAISHO」を造りました。





