阪急阪神不動産、全開発物件のZEH化計画

阪急阪神不動産

建築|2022年10月28日

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 阪急阪神不動産(大阪市)は、2024年以降に販売、入居者募集をするすべての同社開発マンションをZEH-M Oriented(ゼッチマンションオリエンテッド)仕様にしていくと10月11日、発表した。賃貸マンションの1棟目として、神奈川県横浜市の案件が進んでいる。

賃貸では年8棟超目標

 24年以降の入居募集を目指し、開発を予定しているZEH-M Orientedの賃貸住宅は「(仮称)横浜市西区岡野1丁目計画」。同社がこれまで手がけてきた賃貸住宅シリーズ「ジオエント」のうちの一物件として開発する。

 建物外皮の躯体部分に断熱材を組み込み、室内温度の保温性を確保するなど、エネルギー消費量を抑える仕様にしていくという。これまでも断熱材を使用した賃貸住宅は開発してきたが、より保温性を高めるため断熱材の厚みを増やす。

 施工費は、従来より1%ほど上昇する見込みだ。年間8~10棟程度の開発を目標としている。

 首都圏マンション事業部の関口浩副部長は「提供する物件をすべてZEH-M Oriented仕様にすることは、業界内でもインパクトを与えられる取り組みではないか。いち早く取り組むことで、リーディングカンパニーとしての地位を確立していきたい」とコメントした。

(2022年11月7日1面に掲載)

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