不動産フランチャイズ事業を展開するハウスドゥ(東京都千代田区)は14日、『ハウス・リースバック』で取得した収益不動産物件を対象とする、不動産ファンド『HLBファンド1号』を組成することを決めたと発表した。
不動産特定共同事業法(不特法)のスキームに基づく匿名組合方式のファンドで、取得した個人住宅などの資産をオフバランスして証券化・流動化することにより財務健全性を確保する。
『ハウス・リースバック』は顧客が所有する住宅などの不動産を買い取ってリース契約を結び、顧客はそのまま住み続けられるサービス。老後の生活資金の確保や、相続トラブルの回避策などとして、年間約7000件の問い合わせがある。同社も取り扱い件数とエリアの拡大を進めているが、物件の取得資金も膨んでおりファンドによる資金調達の準備を進めてきた。
『HLBファンド1号』は、収益性の高い不動産を組み入れ、投資家を優先出資者、同社を劣後出資者とする「優先/劣後出資システム」を適用。組入不動産の賃貸利益をベースに安全性、安定性を高めていく。