「意図を持って組織的に」 レオパレス施工不備に元社長指示の疑い

レオパレス21

事件|2019年03月25日

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外部調査委員会の中間報告公表

施工不備が見つかったレオパレスのアパート

建築したアパートに施工不備が見つかったレオパレス21(東京都中野区)は18日、外部調査委員会の中間報告を開示した。
中間報告では一連の施工不備に関して、意図を持って組織的に行われていた疑いがあるとした。
当時社長だった深山祐助氏の直轄部署だった商品開発部門が、法令や品質を軽視していたと指摘した。

レオパレスは2018年4、5月に185棟で、19年2月に1324棟で施工不備が発覚したと公表したが、組織的な関与の可能性が調査委員会の報告で明らかになった。
施工不備の内容は大きく4つある。

(1)小屋裏または天井裏において界壁を施工していないなどの「小屋裏等界壁問題」。
(2)界壁の内部充填材に設計図書に記載されたグラスウールまたはロックウールではなく、発泡ウレタンを使用していた「界壁発泡ウレタン問題」。
(3)外壁が設計図書に記載された国土交通大臣認定の仕様に適合していなかった「外壁仕様問題」。
(4)天井部の施工仕上げが設計図書に記載された国土交通省告示の仕様に適合していなかった「天井部問題」。

2月27日に設置された外部調査員会では、25人の関係者に計31回のヒアリングを実施し、関係資料の精査を行った。

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