ビルやホテル、学生向けマンションの開発、マンション分譲など多角的な事業展開をする大成有楽不動産(東京都中央区)では、賃貸マンション『テラス』シリーズに注力し、現在4棟が着工している。
大成有楽不動産、1棟売却も
首都圏では事業用地取得競争が激化しており、同社では2014年に事業の枠を超えて多角的な事業を検討して用地取得を行う『投資開発室(現・投資開発本部)』を新設。事業展開の一つとして『テラス』シリーズを推進し、14年の第1号物件以降、これまでに計6物件171戸が竣工した。竣工物件については自社で保有・管理する一方、市場ニーズに応じてREITやファンドの投資家へ1棟売却も行う。現在6棟のうち『テラス阿佐ヶ谷』『テラス都立大学』の2棟を保有、『上石神井テラス』『テラス鵜の木』『テラス王子』『テラス祐天寺』の4棟について売却済みだ。