アビリティーズ(東京都新宿区)が運営するペット可賃貸の専用サイト『スマイリア』は、中型犬や大型犬、犬と猫の多頭飼いができる1都3県の住居を約500件掲載している。
多頭飼育可住宅を約500件掲載
ペット可賃貸は大手ポータルサイトでも探すことができる。だが、小型犬1匹を飼育できる住居が大半で、中型犬以上、多頭飼いができる住居はオーナーの理解が得られず少ない。
「不動産流通サイトでは、何匹飼えるかは確認できないため、エリア、間取り、家賃から多頭飼育できそうな住居を推測し、管理会社経由でオーナーに確認する必要がある」。こう話す川元裕喜営業担当は、経験と培ってきたノウハウを強みに紹介する住居を短時間で選定している。
専用サイト『スマイリア』はGoogle(グーグル)のリスティング広告を使い、多頭飼いや中型犬以上を飼育する人の検索画面に表示されるようにしている。リスティング広告は検索画面の上位と下位に表示される広告のことだ。ユーザーが検索したキーワードに関連した広告を表示することができ、上位に表示することでクリックされやすくなる。ただ、クリックされる度に広告費が発生するため、不特定多数の人からのクリックは避けたい。ペット可物件を探すユーザーは多く、広告費が膨れ上がるため、同社はキーワードを限定するなど、ターゲットを絞り広告費用を抑えるように工夫している。