不動産投資・経営のコンサルティング業を手掛けるコマヴィレッジ(愛知県名古屋市)の仲尾正人社長が、空き家再生・投資を指南する新たな会員制サロンを立ち上げた。これまで積み重ねてきたシェアハウスを中心とした賃貸経営の実績・サロン運営の経験を生かす。仲尾社長は「空き家という社会問題解決を切り口に事業を広げたい」と語った。
物件選びや再生方法指南
会員制サロンでは、空き家投資・経営のポイントを教える動画を月間3時間分ほど配信し、そして月一度のペースでセミナーを開く。仲尾社長への直接相談は無制限で受け付ける。開始した5月の申込者数は10人、6月は15人だ。6年前から展開しているもう一つの会員制サロン「シェアビジネススクール」の生徒約70人の規模に少しずつ近づいている。
仲尾社長は、空き家投資のポイントを「物件選び」「再生」の2つに大別できると説く。
例えば「会員には、物件の担保評価計算をできるようにしてもらう。提示価格より安く購入できるように育てる」という。会員が個別に持ってきた物件資料や担保計算内容の確認も、相談すれば仲尾社長が直接応じる。すでに購入実績が複数出てきているという。