公益財団法人日本賃貸住宅管理協会(東京都千代田区)は、『日管協フォーラム2020』を10日にオンライン開催した。協会本部の主要委員会によるセミナーや合同成果発表会が行われるイベント。コロナ禍もあって、初のオンライン開催となった。
オンライン開催、地方から人気
参加社数は過去最高の803社を記録した。申し込み人数は3200人と2019年並みだが、1人のアカウントで複数人が聴講するケースもあるため、実際の聴講者数では上回っていると思われる。1都3県以外の地域からの参加が19年から倍増したことが盛況の理由。中でも、近畿エリアからの参加は6倍にも膨れ上がった。
全部で21講座開かれたセミナーの中でも特に人気だったのは、賃貸住宅管理業法に関するもの。ことぶき法律事務所(同新宿区)の塚本智康氏が登壇した、「賃貸住宅管理業法 ガイドラインから読み解く実務上のポイントと留意点」というセミナーには最多の628人の聴講者が集まった。
「初めてのオンライン開催で不安はあったが、例年より多くの方にご参加いただけた。今後も、オンラインを積極的に活用していきたい」と担当者は意気込みを語った。
(11月23・30日2面に掲載)