賃貸管理・仲介において、各社の取り組みはさまざまだ。積極的に販売し、成約単価の向上に努め、大事な収入源の一つとする企業もある。その一方、入居率の低下を懸念し、客付けを優先させているために、あえて売り込みに消極的な企業もある。今回は管理戸数約300~100戸台(一部非公開含む)のアカギハウジング、クオリティーエステート、ユナイテッドスタジオの付帯商品の販売状況や、取り組みを取材した。
アカギハウジング、付帯取扱商品は4種類のみ
「入居者の初期費用を抑えたい」
東京都墨田区の繁華街・錦糸町エリアを地盤に46年にわたり不動産業を営むアカギハウジング(東京都墨田区)では、田島園子社長を含む2人で年間1800万円を売り上げる。その7割弱が約100戸の賃貸住宅等から成る賃貸管理事業によるもので、残り3割強が賃貸仲介業。年80~90件程度を仲介している。