投資用不動産を建築・管理するアイケンジャパン(福岡市)が、7月中を目途に売買仲介事業を本格的に始める。4月に設立した子会社ATM(エーティーエム)リアルエステート(同)内に、売買仲介の相談窓口を開設し、福岡を拠点に展開する。アイケンジャパンの中島厚己社長は「数年以内に全国5拠点への展開を目指す」と話した。
今回、オープンした窓口には、アイケンジャパンの宅地建物取引士の資格を持つスタッフを配置。投資家の売買相談に対応する。
管理件数が増えるにつれ、オーナーから売却相談を受ける機会が増えたことが開設のきっかけだ。これまでにも管理を受託するオーナーから相談があれば、所有する物件の売買仲介を行ってきた。子会社の設立により、既存の建築、賃貸管理事業に加え、売買仲介に対応し、賃貸経営を総合的にサポートする体制を目指す。