新型コロナウイルスによる市場の変化
「不動産テック」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」といった言葉が一人歩きしているが、実際にITは不動産業界にどのような変化をもたらしているのだろうか?
現時点では多くの不動産業者に関わる人々が実感するほどのITによる変革は起こっていない。
その理由は、ここ4~5年間のIT分野への投資が主に「生産性」に関連した分野で実現されてきたからだ。これらのIT投資は表面上、非常に分かりにくい変化で、売り上げには直結しづらかった。また、規模を確保している大手企業がより効果を享受できるため中小の不動産事業会社には大きく影響してこなかった。そして、取引の表面には出てこず消費者目線での取引は大きな変化には見えなかった。
しかし、2020年に広まった新型コロナウイルスの影響で、ITを導入する目的が「生産性」だけでなく「消費者の体験」について対応する必要に迫られた。新しい時代に求められるオンラインを軸にした体験は今後、中小企業をいや応なく巻き込み、対応を求める。





