不動産DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めようとすると、抵抗勢力として「社内の反対派」の存在がある。今まで慣れたシステムや仕事のやり方を変えられない。しかし、実は、それとは違う困った動機が潜んでいることを今回は論じる。
「基幹システムがつながらないから」とホッとする現場
同時に起こるのが、「別に今までの仕事の仕方でいいじゃないか」「導入費用がかかって、自分らは新しいことに対応しなきゃいけない。でも給料が上がるわけでもない」「なんたらシステムを入れて、その仕事が自動化されたら、私の仕事はなくなるわ。リストラだわ」と、とにかく現場が反対する。