港不動産、建築廃材を使ったシェアハウス

港不動産

建築|2022年03月01日

地域の工場から出る、ドラム缶や太陽光パネルなどの産業廃棄物を活用

 空き家をリノベーションしたシェアハウスを運営する港不動産(大阪市)は、工場から出た廃材などをリユースしてリフォームの部材や家具に利用し、住居探しに苦戦する留学生や外国人を入居者に迎えている。目指すのは、地域と共生し、資源を無駄にしない循環型の経済にかなった暮らしの提供だ。

外国人入居者へ提供

 大阪市内には空き家が多くあるため、これらを改装し住環境を整えて提供することにした。リフォーム工事で出た廃材を家具にリメイクするのに加え、産業廃棄物をリユースして家具などインテリアに利用することも始めている。

 港不動産は、同市内で空き家が多い西成区で創業68年を迎え、これまでも空き家再生に取り組んでいる。6年前に事業を承継した金森匡邦社長は、行政と連携し、空き家問題の解決やリフォーム提案に加え、家主に対してセミナーを開き、リノベーション事例や管理のノウハウを伝えている。今後は、西成区内の企業から出た産業廃棄物をリユースし、不動産価値を上げる事例を増やしたいという。

 また、家主、地域住民、外国人労働者を受け入れる企業に対して、活動を知ってもらえるような発信を今後も続けていく予定だ。

(2022年2月28日15面に掲載)

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