空き家を再生したシェアハウス「Roopt(ループト)」を展開する巻組(宮城県石巻市)は、同シリーズ10件目となる「Roopt石巻羽黒町(仮)」を11月にオープンする予定だ。これに先駆け、入居予定者を含む有志による意見交換会を開催。オープン前の物件に対し、リノベーション案などを出し合い、施工に参加するという入居予定者参加型の物件活用を仕掛ける。
参加型シェアハウス、11月開業
Roopt石巻羽黒町(仮)は、宮城県石巻市に立つ築40年ほどの民家を再生したもの。個室5部屋と共用部を完備し、一部の部屋を民泊としても提供する。
有志による意見交換会は、同物件を会場に8月30日~9月2日の3泊4日で開催した。東京都や兵庫県などから4人が参加。その中には、大学で学んだスキルを実践する場として参加した建築学部の学生もいた。
修繕やリノベに関わる予算は100万円に設定。限られた予算の中で内装デザインや建具を選定し、実際の工事は施工会社を中心に行う。第1回目の意見交換会では、庭にある井戸の活用方法についてもアイデアが飛び交ったという。
11月のオープンまでの3カ月間で、有志メンバーを増員または入れ替えながら意見交換会などを実施する予定で、同社が完成まで伴走する。
渡邊享子社長は「オープン前に、有志で物件づくりを手がけるのは初の試み。物件に特定のコンセプトを持たせ、これに共感した人を集めながら、共に理想のシェアハウスをつくっていきたい」と話す。
巻組
宮城県石巻市
渡邊享子社長(35)
(2023年10月2日3面に掲載)




