相互住宅、環境配慮型マンション竣工

相互住宅

建築|2024年01月22日

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フレンシア御徒町の内観。モデルルームにはホームステージングを行った

 第一生命ホールディングス(以下、第一生命HD:東京都千代田区)のグループ会社で、不動産開発やプロパティマネジメント業務を手がける相互住宅(東京都品川区)は2023年12月15日、展開する賃貸マンションシリーズの23棟目となる「フレンシア御徒町」を竣工した。省エネ性能の高い住宅設備を採用するなど環境に配慮したマンションであり、同社は今後も環境配慮型の物件を開発していく。

一次エネルギー量16%削減

 フレンシア御徒町は東京メトロ日比谷線仲御徒町駅から徒歩3分の立地で、13階建て86戸のRC造マンションだ。専有面積は25.21~50.42㎡で、賃料は11万9000円からとなる。間取りは1LDKと2LDKの2種類。同年12月4日から入居者募集を開始し、24年1月12日時点で約40件の申し込み数がある。

同マンションの外観

同マンションの外観

 同物件は建築物省エネルギー性能表示制度「BELS(ベルス)」の認証を受けている。BELSは、一次エネルギー消費量を抑える不動産であることを証明する認定制度で、性能の高さを5つの星で示す。一次エネルギーの消費量を16%削減する同物件は、星4つを取得。省エネ性能が高いエアコンや給湯器のほか、窓に複層ガラスを採用するなどして、エネルギー消費を抑えている。総合企画部の児玉広樹グループリーダーは「フレンシア御徒町を含め、当社ではこれまでBELSを取得した物件を5棟開発してきた。今後もBELS以外に環境省が定める『ZEH-M(ゼッチ・マンション)』などの認証を取得する物件も手がけていく」と語る。

 入居者獲得のため、各戸にはIoT対応の住宅設備を導入した。エアコンや給湯器をスマートフォンアプリで遠隔操作することができる。専有部のドアにはスマートロックも設置し、駐車場には同シリーズ初となるEV(電気自動車)充電器を導入した。環境への配慮とほかの物件との差別化の両立を図っている。

(2024年1月22日10面に掲載)

おすすめ記事▶『相互住宅、環境配慮型物件を開発』

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