ドイツに拠点を置く世界大手の太陽光発電システムメーカー・Qセルズが、日本で住宅向け太陽光発電システムの販売を開始する。Qセルズの100%子会社・Qセルズジャパン(東京都港区)が日本国内での販売を行う。
パネルの大きさは日本製品よりも大きめなため、集合住宅への設置に向いているという。
同社の太陽光発電モジュールの素材は、多結晶シリコン。ヨーロッパの日照時間が少ない時期でも発電量を確保できるように開発された。積雪地や強風地域、日照時間の少ない地域でも効率の良い発電が期待できる。
日本製のパワーコンディショナー、架台を合わせて販売する。太陽光発電システム補助制度の受給対象となるJPEC(太陽光発電普及拡大センター)への機器登録も完了したため、政府からの補助金を受けることも可能だ。
販売網としては、取次店を使わず、Qセルズ・マイスター・クラブというパートナーシップの会員登録制度を利用。パートナーとなる会社の会員登録時に販売・施工の主要な研修を行う。同社では集合住宅向けに積極展開することも検討中だ。