平均勤続年数8年
4620戸を管理する朝日住宅(島根県松江市)は、中途採用にハローワークを活用している。業績拡大に向け、さらに採用を推し進める。
従業員はパート社員も含めて62人(10月30日時点)。新卒採用は行っておらず、すべて中途採用だ。毎年2〜3人増えているという。同社の採用の特徴はハローワークを使っていることだ。そのため、採用にコストがかからない。また、ほかの採用ポータルサイトからの応募者と違い、面接を欠席されることがないという。
採用にあたって、同社が取り組んでいるのは労働環境の整備だ。基本給は営業スタッフで23万円。エリアの不動産会社の営業スタッフの基本給は約21万円が相場。同業他社と比較しても高く設定している。年間休日は106日で、来期には108日に増やす。有給取得率は75%と多くの社員が取得できている。
こうした取り組みの結果、毎年6人程度を採用できている。毎年4人程度が辞めるが、退職理由は「家業を継ぐため」「寿退職する」など同社起因でないことが多い。
大西達也社長は「はじめから優秀な人を採ることを重視していない。代わりに教育環境を整えることで社員を育成している」と話す。
教育環境の整備では、自社作成のマニュアルを用意するほか、クラスコ(石川県金沢市)が提供するe‐ラーニングを導入。業界団体が実施する勉強会も活用する。営業スタッフの場合、入社3カ月で現場に立たせ、半年で独り立ちする。売買仲介スタッフも、1年あれば育成可能だという。
こうした取り組みの結果、社員の離職率は低く、平均勤続年数は8年だ。「2030年に管理戸数6500戸を目指すため、さらに営業スタッフを増やしたいと考えている。案件はあるので、人がいればもっと数字をつくることができる。26年度も採用に力を入れたい」(大西社長)
朝日住宅
島根県松江市
大西達也社長
(2025年12月8日2面に掲載)




