スルガ銀行不正融資被害者同盟(以下、SI被害者同盟)が、15日、スルガ銀行(静岡県沼津市)東京支店前でデモを行った。スルガ銀行による不正融資で損害を被ったと主張するオーナー70数人が、弁護士などの関係者とともに参加した。それ以前に、代表者数人でスルガ銀行の本社へ赴き、話し合いの場を持ちたいと申し出たのに対し、「(不正融資問題について)特定の人とだけ面会するわけにはいかない」という理由で断られたことに端を発する。
不正融資問題の解決を訴える
当日はスルガ銀行東京支店へ赴き、話し合いの場を設けるよう訴えたが、ガードマンや行員によりエントランスで引き留められた。スルガ銀行側は代表者2人との会談を提示したが、SI同盟側は「10人は参加できないと被害者の思いを伝えきれない」として譲らなかった。その後、SI同盟は会談を断念し、東京支店前でのデモに移行した。弁護士や参加者が「真摯(しんし)な対応をしろ」と声を上げ、30分にわたり、代わる代わる街頭演説を行った。