ガラス繊維製品や建材の製造・販売を行う旭ファイバーグラス(東京都千代田区)は2007年より、グラスウール製断熱材「アクリア」を製造・販売している。
グラスウールは、主にリサイクルしたガラスを溶かして繊維化したものを板状・フェルト状などに成形した素材。断熱性や吸音性に優れており、住宅やビルの断熱・吸音材として使用されている。不燃性であることから木造建築物との相性がよく、賃貸住宅にも多く使われる。耐久性に優れ、正しく施工すれば長期間にわたり断熱・吸音性能が劣化しない。安全性も高く、国際がん研究機関による評価でも、「ヒトに対する発がん性について分類できない」グループに属する。国内の住宅用断熱材では、重量ベースでグラスウールが最も多く採用されている。同社のグラスウール製断熱材の国内シェアは約4割だ。