WEBマーケ起点に集客戦略
地方の戸建て民泊を対象に、開業支援と運営代行を手がけるEnagic。同社の強みは、自社で民泊施設を運営しながら蓄積したノウハウを、オーナー向けサービスへ展開している点にある。
現在、北海道と長崎県で直営施設を運営。長崎市内の戸建て民泊では、開業から約3カ月で予約件数約70件、年間売り上げ1000万円ペースと好調な実績を上げている。
こうした成果を支えるのが、WEBマーケティング会社として培った集客力だ。「Airbnb」などOTAの掲載では、物件写真やタイトル、紹介文まで徹底して作り込み、宿泊イメージを具体的に訴求。地方にある物件でも安定した集客を実現している。
長崎の戸建て民泊の内装
直営物件で得た知見は、開業支援サービスにも生かされている。広島県竹原市では、遊休化していた社員寮を民泊へ転換。消防設備の整備や家具・家電の導入など150万円以内で開業し、5月には稼働率が約9割に達した。現在の年間売り上げは300万~400万円を見込んでおり、旅館業許可取得後は売り上げ500万円超を目指す計画だ。
大友拓海社長は「地方には活用されていない戸建てや社員寮、別荘など多くの遊休資産がある。自社運営で培ったノウハウを生かし、地方でも収益化できる民泊づくりを支援していきたい」と話す。
(2026年7月20日11面に掲載)





