カフェやギャラリーなど文化を発信
古い建物を改修し、まちづくりに生かしているHAGI STUDIO(ハギスタジオ:東京都台東区)は、築64年の木造2階建てアパートをリノベーションし、最小文化複合施設『HAGISO(ハギソウ)』(同)を運営している。
入居者の交流の場の1階リビングは『HAGICAFE(ハギカフェ)』とし、現在は近隣住民の語らいや食事の場として人気となっている。ギャラリー『HAGI ART(ハギアート)』は、アーティストの作品を約3週間ごとに入れ替えて展示。レンタルスペース『HAGI ROOM(ハギルーム)』は、手作り雑貨や工芸品の展示販売を行う貸しスペースだ。
階段を上がってすぐ目の前の部屋は、アーティスト製作のアクセサリーや小物を販売するショップを設けている。旧201号室は、谷中の街全体を宿泊施設に見立てたホテル『hanare(ハナレ)』のレセプションだ。宿泊は、『HAGISO』のすぐ近くにあり、元空きアパートを改装した『MARUKOSHISO(マルコシソウ)』で。朝食は『HAGI CAFE』、大浴場は近くの銭湯、夕食は飲食店、土産は商店街、文化体験は稽古教室や寺、レンタサイクルは自転車店と、「谷中の街全体をホテルにして泊まる」体験ができる。2020年4月には新たな宿泊棟もオープンする。