初回の賃貸借契約締結前に、1時間かけ説明実施
約400戸の賃貸住宅を管理するSREM(スリム:東京都港区)では、オーナーに対し、管理を受託してから初回の賃貸借契約締結前に、契約内容についての詳細な内容を書面を見せながら説明している。これにより、修繕費用の負担に関するトラブルを未然に防ぐ狙いがある。
同社に管理を委託するオーナーの中には、もともと自身が実際に住んでいた家を相続や結婚・転勤を機に貸し出す人が多く、賃貸経営に関する法的知識をあまり持っていない場合もある。そのため、特に設備故障の修繕について重点的に解説する。初めて退去が出た際にも、解約通知書などとともに解約手続きの流れを説明。併せて原状回復工事の内容や費用負担についても伝えるという。