収益不動産販売、7社増収
GA technologies(ジーエーテクノロジーズ),FJネクストホールディングス,ランドネット,ミガロホールディングス,ADワークスグループ,グローバル・リンク・マネジメント,フェイスネットワーク,コーセーアールイー
統計データ|2024年05月31日
収益不動産の開発や販売を行う上場企業9社の前期決算では、比較可能な8社のうち7社が増収だった。賃貸マンションの安定的な需要を背景に業績を伸ばす。
上場企業決算、賃貸住宅が伸長
収益不動産を取り扱う上場企業9社の前期決算で、前期比較のできる7社の開発・販売事業はすべて増収となった(以下、億円未満切り捨て)。
プレサンスコーポレーション(大阪市)の2023年9月期の売上高は、前期比11.1%増の1613億円。経常利益は253億円と同21.7%の増益となった。不動産販売事業の売り上げは、前期比11%増の1533億円、セグメント利益は同24.8%増の247億円だった。投資用のワンルームマンションの売り上げが625億円と4割を占める。販売戸数は3549戸。
GA technologies(ジーエーテクノロジーズ:東京都港区)の23年10月期の売上高は、1466億円と22年同期比29.1%増。事業利益は、21億円で同113%と大幅増。投資用不動産の買い取り再販事業や不動産売買仲介事業を含むRENOSY(リノシー)マーケットプレイス事業の売り上げは、1430億円で前期比29.1%増。セグメント利益も同32.7%増の65億円と売り上げ・利益ともに過去最高だった。商品ラインアップ拡充による手数料の改善施策などが奏功した。