全国賃貸管理ビジネス協会(東京都中央区)は、8日、東京都千代田区の帝国ホテルにて「創立30周年記念大会・交流会」を開催。高橋誠一会長による協会のビジョン発表や創立30周年記念事業の紹介、功労者表彰、基調講演などが行われ、会員を中心に約700人が参加した。
会員を中心に700人が参加
創立30周年記念事業は四つ。一つ目は賃貸住宅の修繕費用を積み立てるとともに経費計上することが可能になるサービス「全国賃貸住宅修繕共済協同組合」の設立だ。まずは屋根と外装の修繕を対象とするが、対象工事を順次拡大していく予定だ。
二つ目は全管協れいわ損害保険(東京都千代田区)による家財保険の提供。三つ目は会員企業によるインターンシップおよび実務研修生の受け入れなどを通じた人材育成事業。四つ目はセミナーや管理業に関するコンサルティング、動画コンテンツの提供といった全管協総合研究所(東京都中央区)が行う事業だ。
また、功労者表彰では、前協会特別顧問で、現在はOB理事会の会長を務める高橋敏幸氏が表彰された。基調講演は「日本企業の勝算~ニューノーマル時代の企業経営と成長の処方箋~」と題して、小西美術工藝社(東京都港区)のデービッド・アトキンソン社長により行われた。
大会後の交流会では、前内閣総理大臣の菅義偉衆議院議員、自由民主党賃貸住宅対策議員連盟の会長を務める石破茂衆議院議員、自由民主党幹事長を務める茂木敏充衆議院議員らが登壇しあいさつを行った。
(11月15日1面に掲載)