賃貸住宅関連大手6社の2024年3月期第2四半期連結決算では、6社中4社が増収増益となった。管理戸数の拡大や堅調な入居率が、売り上げにつながる企業が目立った。
管理拡大で不動産事業好調
予想を上方修正
大和ハウス工業(大阪市)の24年3月期第2四半期決算における売上高は、2兆5448億2700万円と前年同期比12.5%増だ。営業利益は1911億6300万円と同23.6%増加。
賃貸住宅事業の売上高は6092億円と前年同期比5.1%増。営業利益は601億円と同13.1%増だった。高水準の入居率を維持したことなどが奏功し、セグメント全体で増収増益となった。
24年3月期の連結業績予想は、上方修正し売上高が5兆200億円と前年同期比2.3%増、営業利益は3850億円と前年同期比17.3%減だった。なお、この連結業績予想は、前期に発生した退職給付数理差異等売却額の影響を含む。
売上3兆円予想
積水ハウス(同)は、24年1月期第2四半期決算における売上高が1兆4624億4300万円と、前年同期比2.7%増となった。営業利益は1249億1800万円と、同14.7%の減益だ。