有線と比較し、施工費約6割減
既築のオートロック化、後押し
大手電機メーカーのパナソニック(東京都港区)は8日、集合住宅を簡単にオートロック化できるワイヤレスインターホン「AirEZ(エアイーズ)」を7月21日に発売すると発表した。
AirEZは、パナソニックが持つ伝送技術と1.9GHz(ギガヘルツ)帯の無線である「DECT(デクト)準拠方式」を採用。共有部に設置する送受信器を通じて、エントランスのインターホンと各住戸をワイヤレスでつなぐ方式を実現した。
一般的なオートロックはエントランスのインターホンと各住戸を有線で結ぶ必要があるため、既存物件において新たにオートロックを導入する際には、大規模な工事が必要だった。AirEZは無線方式により、共用部から住戸内への新規配線が不要になる。施工の負担を大幅に軽減し、既存物件へのオートロックシステムの導入を後押しする。