2週間で5割成約
賃貸管理や建設事業などを手がける総合不動産会社のフジハウジング(埼玉県久喜市)は、久喜市内の元社員寮を木造アパート「Renoarte East(リノアーテイースト)」にリノベーションした。物件の所有者から同社に打診があり、2023年7月にリノベに着手。約半年で完成させ、24年4月より入居を開始した。
同物件はJR宇都宮線久喜駅から徒歩12分の住宅街に立つ。リビングなど広い空間を求める現代のニーズに合わせ、14戸あったワンルームを6戸にした。間取りは1LDKが4戸、2LDKが2戸。築年数は36年で、賃料は6万〜7万5000円だ。
物件の特徴は、社員寮だった住戸の玄関ドアをそのまま残したことだ。2LDKの住戸は3戸のワンルームを合わせたことから、玄関以外にドアが2つあり、それぞれキッチンやクローゼットなどにつながる造りにした。藤田田社長は「元々あった素材を生かし、ユーモアのある実験的な造りにした」と話す。
入居者はDINKS(ディンクス)やファミリー層を想定する。3月上旬から募集を開始し、約2週間が経過した同月21日時点で3戸の入居が決まっている。
同社は、久喜市を中心に約1300戸の賃貸住宅を管理する。このほか、収益向上やまちづくりの観点から、市内の空き家や空室が多い賃貸物件の買い取り再販事業にも注力している。収益を上げられるよう自社でリノベを行い、現在管理を受託しているオーナー200人に売却提案も行う。藤田社長は「まちづくりの観点からも今ある不動産を生かし、収益を上げる方法を模索していく」と述べた。
フジハウジング
埼玉県久喜市
藤田田社長(34)
(2024年4月8日4面に掲載)





