賃貸管理業やリフォーム業などを手がけるフジハウジング(埼玉県久喜市)は7月14日、約1500戸を管理する加須不動産(埼玉県加須市)との業務資本提携を発表。加須不動産の株式100%を同社で取得し、完全子会社化した。これにより、加須市への商圏の拡大につなげる。
相互の強みを生かし商圏拡大
フジハウジングは埼玉県久喜市を中心に約1300戸の賃貸住宅を管理しているほか、リフォームや建築設計などにも力を入れている。
加須不動産は8月1日現在、社員数が13人で加須市内に2店舗を保有する。今後も同社は屋号を残し活動を続ける。フジハウジングの傘下に入ることで、リフォーム業などのノウハウを取り入れ、新規事業の開拓や提供サービスの多様化に取り組んでいく。
加須不動産は、経営者の高齢化や後継者不在の課題を抱えていた。事業継続のための自社株の譲渡先として、地元の金融機関からフジハウジングの紹介を受けた。
加須不動産を残すことで、地域とのつながりを守り続けることができるのではないかと考えたフジハウジングの藤田田社長が、同社の買収を決めた。8月時点では、藤田社長と加須不動産の工藤幸介新社長が加須市内の顧客であるオーナーを訪問し、経営者が変わったことについての説明を行っている。
当面はフジハウジングが不動産管理業に使用しているコミュニケーションツールなどを加須不動産に導入するなどして、加須不動産の業務効率化を図る。藤田社長は「加須市の地域性や加須不動産の歴史などを理解し、同市の活性化につながるよう業務に取り組む」と述べた。
フジハウジング
埼玉県久喜市
藤田田社長(34)
(2023年9月11日4面に掲載)





